建設キャリアアップシステム(CCUS)とは?
技能者が、技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる仕組みです。若い世代の技能者の方がキャリアパスや処遇の見通しをもてる、技能・経験に応じて給与を引上げる、技能者を雇用し育成する企業が伸びていける建設業を目指し、国土交通省と建設業団体で連携して普及・利用促進に取り組んでいるシステムです。
建設キャリアアップシステムの概要
- 技能者情報等の登録
- 建設事業者は商号や現場名・工事内容などを登録する。
- 技能者は、本人情報や資格、社会保険加入状況などを登録する。
- カードの交付・現場での読み取り
- 技能者に個人用カードが発行されるので、現場作業をする際にICカードリーダーで読み取り、記録する。
- 技能レベルのステップアップ
- 記録されたデータにより、技能者を適正に評価する。
建設キャリアアップシステムのメリット
- 公共工事で評価がアップする
- 職人を育てることになり、施工能力がアップする
- 名簿作成をすることで、事務作業の効率がアップする
- 施工業者や職人の評価が見えるので、信頼度がアップする
利用料金
建設キャリアアップシステムを活用するには、登録料や利用料金が必要となります。
1.技能者登録料
建設キャリアアップカードの発行に必要となる料金です。
カードの有効期限は、発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。
内容 | 簡略型 | 詳細型 |
---|---|---|
申請方法 | ・インターネット申請のみ | ・インターネット申請可能 ・認定登録機関での申請可能 |
料金 | 2,500円 | 4,900円 |
登録内容 | 以下項目については登録不可 ・労災保険特別加入 ・健康診断 ・学歴 ・登録基幹技能者 ・保有資格等 ・研修等の受講履歴 ・表彰等の履歴 | 全項目の登録が可能 |
レベルアップ | 不可 | 可 |
2.事業者登録料
事業者が本システムを利用する際に必要な登録料です。登録料は事業者の資本金額を元に決まります。
登録の有効期限は、登録が完了した日から5年後の登録月末まで有効となります。
資本金 | 登録料 |
---|---|
一人親方 | 0円 |
500万円未満(個人事業主含む) | 6,000円 |
500万円以上1,000万円未満 | 12,000円 |
1,000万円以上2,000万円未満 | 24,000円 |
2,000万円以上5,000万円未満満 | 48,000円 |
5,000万円以上1億円未満 | 60,000円 |
1億円以上3億円未満 | 120,000円 |
3億円以上10億円未満 | 240,000円 |
10億円以上50億円未満 | 480,000円 |
50億円以上100億円未満 | 600,000円 |
100億円以上500億円未満 | 1,200,000円 |
500億円以上 | 2,400,000円 |
3. 管理者ID利用料
事業者が建設キャリアアップシステムにおいて事業者情報(現場情報を含む)を管理するために 必要となる管理者ID に対する利用料金です。毎年支払わなくてはいけません。
- 一つのIDあたり 11,400円
(一人親方は2,400円)
4. 現場利用料
現場・契約情報を登録した事業者(元請事業者)に対し、当該現場における技能者就業履歴情報の登録回数(現場に入場する技能者の人日単位)に対する利用料金です。
- 1人 日・現場あたり 10円
登録の仕方について
申請方法については、インターネット申請と窓口申請(認定登録機関)の2種類の方法があります。
- インターネット申請
建設キャリアアップシステム(https://ccus.jp/p/application) - 窓口申請(認定登録機関※1)
※1 認定登録機関とは、建設キャリアアップシステムの窓口として申請から登録までの業務を担っている機関
技能者による申請
- インターネット申請、窓口申請のいずれかを選択し、申請に必要な情報を送ります。
- 登録料の支払い
- 建設キャリアアップカードおよび技能者IDが発行され、登録が完了します。
事業者による申請
- インターネット申請、窓口申請のいずれかを選択し、申請に必要な情報を送ります。
- 登録料の支払い
- 事業者IDおよび管理者IDが発行され、登録が完了します。
行政書士による登録(代行申請)
2022年2月より、建設キャリアアップシステムの代行申請を行う為の事業者ID取得が可能になっています。
また、実務に関するオンライン講習を受講した行政書士は、CCUS登録行政書士としてCCUSのホームページに掲載することができます。講習については無料で受講することができます。
行政書士の事業者登録の流れ
- CCUSホームページから事業者新規利用申し込みを行う
- 事業者登録を行う
登録料(6,000円、有効期限5年)の支払いが必要 - 事業者登録完了
- 代行申請が可能になる
登録の仕方などの資料はこちらから
https://ccus.jp/p/document
行政書士による技能者情報の登録申請(代行申請)
技能者の登録に際して、行政書士が代行申請することができます。申請の仕方などの詳細は、建設キャリアアップシステムのホームページから確認できます。
インターネット申請ガイダンス
https://www.ccus.jp/attachments/show/621882c5-eb20-4b34-8430-58a56fabc59e
インターネット代行申請で必要な書類について(技能者)
必要書類 | 詳細 |
---|---|
同意書類 | <下記のすべて> ・代行申請同意書 ・個人情報取扱同意書 ・システム利用規約同意書 ※建設キャリアアップシステムホームページからダウンロード可能。記載し電子化すること。 |
カード用の写真 | ※6か月以内に撮影したもの。正面、無帽、無背景のもの。jpg形式。 |
(任意)一括取り込みデータ | ※建設キャリアアップシステムホームページからExcelデータをダウンロードできます。そのデータを一括で取り込ませることが可能。 |
本人確認書類 | <下記いずれか1点> 個人番号(マイナンバー)カード/運転免許証 <下記いずれか2点> パスポートに加えて、現住所が確認できる書類1点 住民票/健康保険被保険者証/年金手帳・ねんきん定期便/雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用)/印鑑登録証明書/特別永住者証明書/在留カード |
通称名証明書類 | 住民票など |
外国籍証明書類 | <下記いずれか1点> 在留カード/特別永住者証明書/住民票(国籍・在留資格・在留期間明記) |
加入社会保険等証明書類 | (健康保険)健康保険被保険者証 (年金保険)厚生年金等加入証明書 (年金保険)健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬月額決定通知書 (雇用保険)雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用) (建退共)建設業退職金共済手帳 (中退共)中小企業退職金共済手帳 (特別労災)労働者災害補償保険特別加入申請書 (特別労災)労災保険特別加入 加入証 |
主任技術者になるために必要な学歴を証明する書類 | 卒業証明書(原本) |
登録基幹技能者証明書類 | |
保有資格証明書類 | |
研修受講証明書類 |
行政書士による事業者情報の登録申請(代行申請)
事業者の登録に際して、行政書士が代行申請することができます。申請の仕方などの詳細は、建設キャリアアップシステムのホームページから確認できます。
インターネット申請ガイダンス
https://www.ccus.jp/attachments/show/621882c5-eb20-4b34-8430-58a56fabc59
インターネット代行申請で必要な書類について(事業者)
必要書類 | 詳細 |
---|---|
同意書類 | <下記のすべて> ・代行申請同意書 ・個人情報取扱同意書 ・システム利用規約同意書 ※建設キャリアアップシステムホームページからダウンロード可能。記載し電子化すること。 |
申請内容の添付書類 | ・事業者証明書類 ・社会保険などの加入書類 |
対象地域
Area
嘉飯山エリア
(飯塚市・嘉麻市・桂川町)
田川エリア
(田川市・福智町・糸田町・川崎町・添田町・香春町・大任町・赤村)
直鞍エリア
(直方市・宮若市・鞍手町・小竹町)
料金プラン
Pricing Plans
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上記の金額は単独での料金となっています。
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